ギリシャ留学情報

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就学ビザ

留学を目的としてギリシャに滞在する場合、就学ビザを在日ギリシャ大使館で取得する必要があります。就学ビザは3か月分しか取れません。かつてはもっと長い期間のビザを取得できたそうですが、できなくなってしまいました。しばしば滞在許可を取るのに3ヶ月以上かかることを考えると全く不十分ですが、滞在許可の申請に必要な書類なので、無駄だと思っても必ず取得してください。

ビザ取得に必要な書類については、ギリシャ大使館領事部の「ビザインフォメーション」をご覧ください。

「ビザインフォメーション」には、必要書類として「3.外国人登録証明書のコピー」と「7.在職証明書または在学証明書(学生の場合)」などという取得が難しそうなものが並んでいます。こんなものが日本で取れるのでしょうか。なお、ビザインフォメーションには書いてありませんが、犯歴証明という書類が結局は必要になるという話があります。ご参考まで。

滞在許可

滞在許可は、市役所で手続きをして取得します。かつては悪名高き「外人警察」で取得までにかなりつらい思いをするのが普通でしたが、話によれば、市役所の対応は結構よいらしいです。

体験談によれば、市役所の対応は「大変悪い」そうです。特に、外国人移民が多く居住するアテネ市は最悪で、可能ならばアテネ郊外の市に住んで(あるいは、住んでいることにして)手続きをした方がよい、という非公式のアドバイスもあります。

以下、就学のための滞在許可申請手続き説明書(ギリシャ語)の要約です(ただし、少し古い説明書に基づいています)。

有効期間:1年間
必要書類:
  1. 申請書
  2. パスポートおよび就学ビザの写し
  3. 大学・大学院での勉学が認められている旨の教育・宗教省の証明書
  4. 大学・大学院への入学許可書
  5. ギリシャ語を習得した旨の現代ギリシャ語学校の証明書、またはギリシャ語優良成績証明書
  6. 十分な外貨輸入およびドラクマへの換金証明書、または奨学金給付機関の証明書
  7. 健康保険証の写し、または申請者が健康保険を有することを証明する他の公文書の写し
  8. 家屋賃貸借契約書の証明付写し、または学生寮長の証明書、またはホテル宿泊証明書、または宿泊所提供者による申述書
  9. 伝染病に感染していない旨の国立病院発行証明書
  10. 写真3枚
備考:大学院における研究については、大学院研究課程受け入れおよび学位取得期間を証明する大学院研究科の証明書と、DIKATSA(外国の学位を認定する機関)より認定された卒業証書の提出を要する。

この説明を字義通りに解釈するとほとんど滞在許可の取得は不可能です。ギリシャ語習得証明書を得るには普通3ヶ月以上の日数が必要ですが、就学ビザの期間は3ヶ月間しかないのですから。しかし、実際にはほとんどの留学生が何とか滞在許可の取得に成功しています。実際には、規則通りに運用されていない部分があるからです。

しかし、2001年に滞在許可の申請先が外人警察から各地方自治体に移ったことで、困った状況も生まれているようです。窓口での対応がよくなった反面、規則を杓子定規に運用しようとする傾向が出てきました。これは、職員が手続きに慣れていないこともあるでしょうが、不法移民の急増という要因が大きいかもしれません。

まず問題となるのは、「健康保険証の写し、または申請者が健康保険を有することを証明する他の公文書の写し」です。日本にこの種類の「公文書」は(多分)存在しないので、ギリシャで健康保険に加入する必要が出てくるかもしれません。私自身は、このような書類を提出しなかったと記憶しています。

次に、やっかいなのが「伝染病に感染していない旨の国立病院発行証明書」です。もちろん、ギリシャの国立病院で発行してもらわなければならないのですが、ギリシャの国立病院は杜撰経営と来院者過剰が重なってまともに機能していません。更に、経済ブームを背景に外国人労働者が押し寄せてきていることもあって、どの病院も健康診断の予約で埋まっている、という状況です。一説には、健康診断を受けるのに半年待たなくてはならない場合もあるそうです。

大学院に入る場合は、DIKATSA による学位証明が問題になるでしょう。ここも非能率性において悪名高い機関の1つです。まだ十分に情報が集まっていないのですが、1つのポイントは、あなたの卒業した大学から直接 DIKATSA 宛に大学を説明した文書(パンフレット?)を送付することが求められる、ということだそうです。これは、日本にいる間に手配しておかないと、一時帰国せざるを得ない状況に追い込まれるかもしれません。

さらに追い討ちをかけるようですが、ギリシャがシェンゲン協定を批准してから、滞在許可無しでギリシャに3ヶ月以上滞在することがほとんどできなくなりました。かつては、3ヶ月の期限切れ直前に外国に出てしばらくして帰ってくるという方法で、連続的に滞在することができましたが、最近は「シェンゲン域内に6ヶ月間の内の合計3ヶ月まで滞在できる」というルールが厳格に適用されています。

以上のような状況を考えると、本格的に留学を始める前にギリシャと日本を2,3度往復して、少しずつ手続きを進めていく方がいいかもしれません。

そこまでしてギリシャに留学する価値があるのか、と問われれば、返す言葉もありません。残念ながら、現在のところ、「外国人留学生を増やして国威発揚」とか「ギリシャ文化を世界に広める」とか、そういう発想をギリシャ政府はほとんど持っていないようです。

もちろん、ラムダ・ページは「それでも行きたい」方々を応援してゆく所存です。

DIKATSA

現役留学生の M.T. さんがご自分の体験を踏まえて書いて投稿してくれたDI.K.A.T.S.Aをご覧下さい。

サス エフハリストー パーラ ポリ! > M.T. さん

なお、次のところにも参考資料があります。

大学・大学院の教育プログラムを入手するには

ギリシャ教育・宗教省(日本の文部省にあたる)のWebサイトに、大学・大学院への留学に関するガイド (英語) があります。大学別の教育プログラムや連絡先もここに書いてあります。連絡先に電話番号しか載っていないのは、おそらく「質問は電話でお願いします」という意味です。日本人としては手紙でやり取りしたいところでしょうが、直接国際電話をかけてしまうのが、多分正解です。

ギリシャでは6月ごろが入試のシーズンになるので、4月か5月に連絡するのが適当だと私は思います。ただし、復活祭の休みもその頃にあるし、学長選挙もその頃にあるので、電話が通じないこともあるかもしれません。また、大学の事務室は毎日開いているわけではなく、時間帯もかなり限られています。その辺の事情がわからない人は、挫けずに何度も連絡してみる必要があります。

重要 ギリシャでは、FAXや手紙による問い合わせは *たいてい* 無視されます。

奨学金

以下のものが有名。

ためになる(かもしれない)リンク集


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